おしゃれな層から絶大な人気を誇るアメリヴィンテージ(Ameri VINTAGE)ですが、「評判が悪い」という検索結果を目にして、購入をためらっている方もいるかもしれません。
なぜ人気ブランドに炎上の噂や、パクリ疑惑といったネガティブな口コミが浮上しているのでしょうか。
そこで今回は、アメリヴィンテージは評判が悪いとされる理由を深掘りします。
デザイナーである黒石奈央子さんの経歴や、主力商品であるワンピースやドレス、ジャケットやセットアップがなぜ人気なのか、その魅力に迫ります。
同時に、アメリとの違い、価格や品質のバランス、40代でもダサいと思われないかといった年齢層の疑問、実際の店舗や通販(zozoを含む)でのサイズ感選びのおすすめ方法まで、気になる情報を網羅しました。
似ているブランドとの比較も交えながら、パクリ疑惑や炎上の真相、リアルな口コミを多角的に解説します。
この記事を読んでわかること
- アメリヴィンテージのブランド概要となぜ人気なのか
- 「評判が悪い」と言われるパクリ疑惑や炎上の背景
- 品質や価格、接客に関するリアルな口コミと実態
- 似ているブランドとの違いやおすすめの購入方法
アメリヴィンテージの評判が悪い理由とは
- アメリヴィンテージとはどんなブランド?
- なぜ人気になったのか
- ターゲットとなる年齢層
- アメリとの違い
アメリヴィンテージとはどんなブランド?
アメリヴィンテージ(Ameri VINTAGE)は、CEO兼ディレクターの黒石奈央子さんが2014年に立ち上げた、日本発のファッションブランドです。ブランドの根幹には「NO RULES FOR FASHION(ファッションにルールはない)」というコンセプトがあります。この言葉通り、オリジナルブランドである「Ameri」の洗練されたデザインと、世界中から厳選されたヴィンテージアイテムを巧みにミックスさせ、型にはまらない独自のスタイルを提案し続けています。
運営会社はB STONE株式会社です。黒石奈央子さんは大学卒業後、アパレル企業でVMD(ビジュアル・マーチャンダイジング)を経験しました。VMDとは、店舗のディスプレイやレイアウトを戦略的に構築し、商品の魅力を視覚的に伝えて販売促進につなげる専門職です。この経験が、現在のブランドの世界観作りにも活かされています。
ブランド設立の背景には、27歳の時に、父親が遺した多額の借金を返済するという強い決意があったことも知られています。わずかな手元資金からスタートしたにもかかわらず、彼女自身の卓越したファッションセンスやライフスタイルがSNSを通じて多くの女性の共感を呼び、黒石さん自身がブランド最大のインフルエンサーとして人気を牽引している点も、アメリヴィンテージの大きな特徴と言えるでしょう。
B STONE株式会社 会社概要
アメリヴィンテージの運営会社の基本情報です。
| 会社名 | B STONE株式会社 |
|---|---|
| 設立 | 2014年 |
| 代表者 | 代表取締役社長 黒石奈央子さん |
| 事業内容 | オリジナルブランド「Ameri」の運営、ヴィンテージ品のセレクト販売 |
| コンセプト | NO RULES FOR FASHION |
なぜ人気になったのか
アメリヴィンテージが設立からわずか数年で熱狂的なファンを獲得し、2022年には年商44億円を達成するほど急成長を遂げたのには、明確な理由が存在します。主な要因は3つ挙げられます。
第1の理由は、独創的で妥協のないデザイン性です。ヴィンテージアイテムから着想を得たようなクラシカルな雰囲気と、現代のトレンドを反映したモード感を絶妙なバランスで融合させています。特にブランドの顔とも言えるドレスやワンピースは、美しいシルエット、大胆な素材の切り替え、精緻な刺繍やプリントが特徴です。「これぞアメリ」と一目でわかるオリジナリティが、ファッションにこだわりを持つ女性たちの心を強く掴みました。
第2の理由は、絶妙な価格設定です。デザインは非常に凝っており、ハイブランドのような高級感を持ちながらも、価格帯はワンピースで2万円台、アウターで4万円台が中心です。「デザインのクオリティを考えると、手が届きやすい」というコストパフォーマンスの良さが、多くの女性に受け入れられ、ブランドの急成長を力強く後押ししました。
第3の理由は、CEOの黒石奈央子さん自身の影響力と、著名人からの支持です。前述の通り、黒石さん自身のファッションが多くのフォロワーの憧れとなっています。さらに、Dream Ayaさんや高橋みなみさんといった多くの芸能人・インフルエンサーがイベントに来場したり、私服で着用したりすることで、ブランドの知名度は飛躍的に向上しました。プロのスタイリストからも「これを着ていると褒められる」と、デザインと品質を絶賛されるなど、ファッションの専門家からのお墨付きも人気を不動のものにしています。
ファンを飽きさせない「定番商品を作らない」戦略
アメリヴィンテージは、「定番商品は作らない」という非常にユニークな方針を掲げています。これは、常に新しいデザインやスタイルを提案し続けることで、顧客に新鮮な驚きを提供し、飽きさせないための戦略です。この方針が、「新作は必ずチェックしたい」という熱心なファン心理を生み出し、ブランドの希少価値を高める要因の一つとなっています。
ターゲットとなる年齢層
アメリヴィンテージがメインターゲットとして想定しているのは、20代後半から30代の女性です。この世代は、トレンドを追いかけるだけでなく、仕事やライフスタイルの変化を経て「自分らしいスタイル」を確立したいと考える時期にあたります。アメリヴィンテージの「他にはない個性的なデザイン」が、まさにそのニーズに合致しています。
価格帯も、ファストファッションでは満足できなくなり、かといって高価なハイブランドを日常的に購入するのは難しいと感じる層にとって、最適なポジションにあります。自分への投資として、少し背伸びをしてでも「こだわりの一着」を持ちたいという層に強く響いています。
もちろん、これはあくまでメインターゲットの話です。実際には、デザインの洗練性や品質の高さから、40代以上の愛用者も非常に多いのが実情です。 例えば、上質な素材を使用したカッティングの美しいジャケットや、落ち着いた色味でありながらデザインに一工夫あるワンピースなどは、大人の女性が持つ知性や品格を引き立てると人気があります。「40代だからダサいかも」といった心配は無用で、年齢という数字にとらわれず、自分らしいファッションを楽しむ幅広い層のおしゃれ好きに支持されているブランドです。
アメリとの違い
アメリヴィンテージの評判をインターネットで検索していると、「アメリ」という言葉が関連キーワードとして表示されることがあり、混乱するかもしれません。ここで明確にしておきたいのは、ファッションブランドの「Ameri VINTAGE(アメリヴィンテージ)」と、世間一般で「アメリ」と呼ばれている他の店舗やサービスは、全くの無関係であるという点です。
「アメリ」という名前は、非常に響きが良く人気があるため、2001年に公開された有名なフランス映画のタイトル『アメリ』をはじめ、日本全国の美容室、レストラン、カフェ、ネイルサロン、さらにはパワーストーンの店など、業種を問わず非常に多くの場所で使用されています。
このため、検索エンジンで「アメリ 評判」といったキーワードで検索してしまうと、アメリヴィンテージとは全く関係のない、どこか別の店舗のネガティブな口コミや評価が検索結果に表示されてしまうことがあります。これを読んだ人が、「アメリという名前のブランドは評判が悪いのかな?」と誤解してしまうケースが実際に発生しているのです。
したがって、情報を正しく判断するためには、ブランドの正式名称は「Ameri VINTAGE(アメリヴィンテージ)」であり、単なる「アメリ」とは区別して考えることが重要です。ファンの間では親しみを込めて「アメリ」と略して呼ばれることもありますが、それはあくまで略称であると理解しておきましょう。
アメリヴィンテージの評判が悪い噂の真相
- パクリ疑惑と炎上の背景
- 実際の評判と口コミ
- 価格と品質のバランス
- サイズ感は難しい?
- 店舗と通販、おすすめの買い方
- アメリヴィンテージに似ているブランド
パクリ疑惑と炎上の背景
アメリヴィンテージのネガティブな評判の中で、最も深刻かつ根深い問題が、デザインの「パクリ疑惑」です。この問題は、ブランドの価値そのものであるオリジナリティに関わるため、SNSやファッション愛好家の間でたびたび炎上の火種となってきました。
興味深いことに、このデリケートな問題について、過去にCEOの黒石奈央子さん自身がインタビューで言及しています。ファッション業界の専門誌である「WWDJAPAN」の取材に対して、「D2Cブランドは(トレンドを追うため)商品が似てきやすくて、結果的に“パクリ”で炎上することもある」と、業界構造のリスクを認識しているとコメントしました。その上で、「うちはそういう作り方は全くしていない」と、疑惑を明確に否定しています。
しかし、このCEOの否定コメントにもかかわらず、特定のブランド、とりわけ日本を代表するデザイナーズブランドの一つである「Mame Kurogouchi(マメ クロゴウチ)」とのデザインの類似性は、SNSやファッションブログで具体的なアイテムを比較する形で、繰り返し指摘され続けています。
大学の研究論文でもテーマに
このデザイン類似問題は、単なるインターネット上の噂話にとどまりません。武庫川女子大学の卒業研究論文において、「アパレルにおける模倣とパクリの現状と問題−Ameri. VINTAGE とMame Kurogouchi に着目して−」というテーマで、学術的な視点から分析・研究の対象とされた事実があります。(参照:武蔵川女子大学 池田 仁美 講師レポートPDF)
学術研究のテーマとして取り上げられるほど、この問題がファッション業界や消費者から注目され、無視できないほど根深い問題であることを示しています。
以下は、両ブランドのデザインと価格を比較した分析の概要です。デザインの雰囲気(特にレースの使い方や刺繍のモチーフ、全体のシルエット)が似ている一方で、価格と素材には大きな隔たりがあると指摘されています。
| 特徴 | Mame Kurogouchi (オリジナルとされる側) | Ameri VINTAGE (模倣が疑われる側) |
|---|---|---|
| デザイン要素 | 独自性の高いカスタムレース、繊細な刺繍、特徴的なカッティング | レースの柄や全体のシルエット、雰囲気の近さが指摘される |
| 代表的な価格帯 | ドレス:約74,800円~ | ドレス:約25,300円~(約3分の1) |
| 素材・品質 | 高級な生地、日本の職人技による丁寧な仕上げ | ポリエステルなど、大量生産向けの化学繊維が中心との指摘あり |
このように、CEOの「パクリではない」という公式な立場と、研究論文やSNSでの具体的な比較・分析という客観的な状況との間に、消費者から見て大きなギャップが存在することが、炎上がなかなか収束しない最大の理由と考えられます。
実際の評判と口コミ
デザインの類似性以外にも、アメリヴィンテージには「評判が悪い」とされるいくつかの理由があり、実際の購入者や店舗訪問者からの口コミは賛否両論となっています。
品質:素材がペラペラでダサい?
デザイン性の高さが評価される一方で、最も厳しい意見が集まりやすいのが「品質」、特に「素材感」です。「値段のわりに生地がペラペラで安っぽい」「デザインは可愛いが、素材感が伴っていない」といった口コミは、購入を検討する上で見過ごせないポイントです。
実際にフリマアプリなどに出品されている中古品(古着)の説明文を見ると、「毛玉やほつれがあります」「着用感あり」といった記載がされた商品も確かに存在します。これは、デザイン性を優先するあまり、一部のデリケートな素材が使用され、日常的な着用による耐久性に課題がある可能性を示唆しています。
過去には、ブランドブックの付録だったバッグの縫製が雑である、といった細かな指摘もあったようです。
もちろん、全ての商品の品質が低いわけではありません。プロのスタイリストが「これを着ていると褒められる」と絶賛するコートのように、日本製の高品質な生地を使い、細部まで丁寧に作られたアイテムも多数存在します。しかし、価格がそれなりにするだけに、一部の商品で期待した品質に達していないと感じる人がいるのは事実のようです。
接客:対応が悪い?
実店舗での「接客態度」についても、口コミはポジティブなものとネガティブなものに大きく二極化しています。
ネガティブな口コミ
- 「スタッフの対応が稀に見る酷さだった」
- 「スタッフ同士のおしゃべりがずっと気になった」
- 「(心斎橋店などで)高圧的に感じた、ゆっくり見れなかった」
- 「電話対応の言葉遣いが気になった」
ポジティブな口コミ
- 「(代官山店や新宿店で)親身にコーディネートの相談に乗ってくれた」
- 「憧れの店員さんに接客してもらえて嬉しかった」
- 「知識が豊富で的確なアドバイスをくれた」
これらの口コミから、ブランドの世界観を反映したクールで「媚びない」接客スタイルが、一部の顧客には「素っ気ない」「高圧的」とネガティブに映ってしまう可能性があることが伺えます。また、店舗や対応するスタッフによって、サービスの質に差がある(いわゆる「スタッフガチャ」)状態である可能性も考えられます。
価格と品質のバランス
前述の通り、アメリヴィンテージの価格帯は、ワンピースで2万円台、アウターでは4万円を超えることも珍しくありません。これは、ファストファッションと比べれば高価であり、いわゆる「ミドルプライス」の国内ブランドの中でも安くはありません。
この価格設定に対して、一部のユーザーが「品質(素材の安っぽさ、縫製の甘さ)が見合っていない」と感じてしまう点が、ネガティブな評判の核心的な理由の一つとなっています。
この「価格と品質のギャップ」に対する不満に加えて、ブランドの顧客対応システムやルールが、さらにネガティブな印象を増幅させている側面も指摘されています。
デジタル体験と顧客対応の課題
アメリヴィンテージの評判を調べる上で、以下のようなシステム面やルール面での不満の声も多く見つかります。
- 公式アプリの不具合: 公式アプリのストアレビューなどでは、「オンラインストアの会員情報と上手く連携できない」「ポイントが別々に管理されて不便」といった、デジタル体験(UX)に関するシステム上の問題点が報告されています。
- 厳格な返品・交換ポリシー: 公式サイトでは、原則として「お客さまの都合によるキャンセルや、別の商品との交換は一切できません」と明確に記載されています。サイズが合わなかった場合のサイズ交換は可能ですが、その際の往復送料は購入者負担となります。この厳しいルールが、特に通販利用者にとって「不親切だ」というネガティブな印象を与え、購入のハードルを上げる一因となっている可能性があります。
デザイン料が価格の多くを占めていると割り切れる熱心なファンがいる一方で、一般的な消費者にとっては、支払う価格に対して期待する品質やサービス水準に達していない、と感じる場面があるようです。
サイズ感は難しい?
アメリヴィンテージの服を公式通販やZOZOTOWNなどで購入しようとする際、多くの人が直面するのが「サイズ感」の問題です。デザインが非常に凝っている分、アイテムごとにシルエットやフィット感が大きく異なるため、「サイズ選びが難しい」という声は少なくありません。
基本的なサイズ展開はSサイズ、Mサイズが中心ですが、アイテムによってはフリーサイズの場合もあります。口コミを調査すると、「Sサイズでも思ったより大きかった」「デザインは可愛いのにMだとウエストがブカブカ」といったミスマッチの報告や、「サイズが合わなかった」という理由で、新品同様の状態でフリマアプリに出品されているケースも多数見受けられます。
この問題は、前述の厳格な返品・交換ルールと直結しています。公式サイトでは、サイズが合わなかった場合、在庫があればサイズ交換のみ可能ですが、その際の往復の送料は自己負担となります。交換したいサイズの在庫がなければ、交換自体ができません。このルールが、オンライン(通販)での購入の大きなリスクであり、ハードルを上げる一因となっています。
オンラインで購入する際は、失敗を避けるために最大限の注意が必要です。 最も重要なのは、商品ページに記載されている「着丈」「身幅」「肩幅」「袖丈」「ウエスト」などの詳細な寸法(cm)を必ず確認することです。そして、その数値をメジャーで測り、ご自身が持っている中で最もシルエットが似ているお気に入りの服と徹底的に比較検討することが、失敗しないための最も確実なコツです。
店舗と通販、おすすめの買い方
アメリヴィンテージは、創業時から公式オンラインストアを中心としたEC(ネット通販)戦略で急成長してきたブランドです。現在も売上の多くをECが占めているとされ、新作が発売される日時には、多くのファンがサイトにアクセスします。
購入チャネルは、大きく分けて「通販」と「実店舗」の2つです。
通販(オンラインストア)
- 公式オンラインストア: 新作のラインナップが最も早く、豊富に揃います。ブランドの世界観を存分に楽しめますが、前述の通り返品ルールが厳格です。
- ZOZOTOWN(ゾゾタウン): ZOZOTOWNでも公式に取り扱いがあります。ZOZO独自のセールやクーポンが適用される場合があり、ポイントも貯まるため、お得に購入できるチャンスがあるのがメリットです。
実店舗(直営店)
一方で、ブランドの世界観を五感で直接体験できる実店舗(直営店)も、主要都市に展開しています。
主な直営店舗(2024年時点)
実際に商品を手に取り、試着ができる貴重な場所です。
- Ameri VINTAGE 代官山店
- Ameri VINTAGE 新宿ルミネ2店
- Ameri VINTAGE 心斎橋店
- Ameri VINTAGE 名古屋タカシマヤゲートタワーモール店
(最新の店舗情報はAmeri VINTAGE公式サイト 店舗一覧をご確認ください)
サイズ感や素材感を直接確かめたい人、専門知識が豊富なスタッフからコーディネートのアドバイスを受けたい人は、実店舗に足を運ぶのが最もおすすめです。一方、手軽さやポイント還元、セールを重視するなら公式オンラインストアやZOZOTOWNが便利です。ご自身のライフスタイルや買い物の優先順位に合わせて選ぶと良いでしょう。
アメリヴィンテージに似ているブランド
アメリヴィンテージの「他にはない、こだわりのデザイン」「ヴィンテージ感とモード感の融合」というテイストが好きな人は、他のブランドも併せてチェックしていることが多いです。世界観が近く、アメリヴィンテージの比較対象としてよく名前が挙がる主要なブランドを紹介します。
| ブランド名 | ディレクター | 特徴 | アメリとの比較 |
|---|---|---|---|
| CLANE(クラネ) | 松本 恵奈さん | 「オリジナル スタンダード」がコンセプト。シンプルだが構築的で美しいシルエットが特徴。マニッシュなアイテムも多い。 | アメリ同様、ディレクターの人気が高く、独自の世界観を持つ。アメリよりもシンプルで、ややマニッシュな印象。 |
| ETRÉ TOKYO(エトレトウキョウ) | JUNNAさん | 「My standard」を追求。リラックスした雰囲気の中に、都会的で洗練されたモード感が魅力。上質な素材使いも特徴。 | アメリよりナチュラルで、肩の力が抜けた大人のリラックスムードが強い。素材やシルエットへのこだわりは共通している。 |
| ELENDEEK(エレンディーク) | (非公開) | 異素材の組み合わせや、エッジの効いたデザインが特徴的。女性らしさとモード感をバランス良く両立させている。 | 「みんなと同じはイヤ」という個性的なスタイルを求める点で共通。アメリより少しフェミニンな要素も感じられる。 |
これらのブランドは、それぞれ少しずつテイストは異なりますが、「自分のスタイルを持つ大人の女性のための、こだわりの服」という方向性においては共通しています。アメリヴィンテージのデザインが好きだけれど、もう少しシンプルなものが欲しい時はCLANEを、もう少しリラックス感が欲しい時はETRÉ TOKYOを見てみるなど、好みやシーンに合わせて使い分けるのもおすすめです。
まとめ:アメリヴィンテージの評判が悪いについて
ここまで見てきたように、「アメリヴィンテージの評判が悪い」というイメージは、単一の理由からではなく、複数の要因が複雑に絡み合って形成されていることが分かりました。デザインへの熱狂的な支持と、品質や運営へのシビアな指摘が混在しているのが実情です。
最後に、この記事で解説してきたアメリヴィンテージに対する様々な評価のポイントをまとめます。
アメリヴィンテージは「NO RULES FOR FASHION」を掲げる日本のブランドである
創業者でありCEOの黒石奈央子さんの生き方やカリスマ性がブランドの大きな魅力となっている
ネット通販(EC)中心の戦略で短期間に急成長を遂げた実績がある
主力商品はヴィンテージ感とモードをミックスした独創的なデザインのドレスやワンピース
主なファン層は20代後半から30代だが、40代以上の愛用者も多い
ネット通販がメインだが、代官山や新宿、心斎橋など主要都市に実店舗も展開している
最も深刻な問題は、Mame Kurogouchiなど他ブランドとのデザイン類似(パクリ)疑惑である
黒石CEOは疑惑を公式に否定しているが、客観的な比較状況との間にギャップが存在する
この類似問題は、大学の卒業研究論文でテーマとして取り上げられるほど根深い
「値段のわりに品質がペラペラ」「安っぽい」という素材や品質に対する不満の声も一部存在する
「毛玉ができやすい」「縫製が甘い」といった耐久性に関する具体的な指摘もある
公式アプリが使いにくいといったデジタル面(システム)での課題も挙げられる
「お客様都合のキャンセル・交換不可」という厳格な返品・交換ルールが不満の一因となっている
「アメリ」という名前の他業種の店舗と勘違いされ、評判が悪く見えてしまうケースがある
実店舗での接客態度は、店舗やスタッフにより賛否両論の評価が混在している













